作品名 | 終末のラフター |
作者名 | 田辺イエロウ |
連載雑誌 | 週刊少年サンデー |
ジャンル分け | [ファンタジー・SF・異世界] |
販売巻数 | 1巻 |
最終回の印象 | [素晴らしい] [感動的] [酷い] |
ストーリー
終末のラフター
最終回のあらすじ・結末
悪魔のゴドーを狩ったルカとハルは、報酬をもらうために町長を訪ねます。
しかし町長は二度と悪魔には屈しないと、報酬を払おうとしません。
町民たちもルカとハルに出ていけと町には入れない構えです。
ルカは契約したのは町長で町の人は関係ないだろと言いますが、町長は聞く耳を持たず戦おうとすらします。
約束の金さえもらえれば何もせずに町を出ていくと説得するルカ。
町の人たちも、町長が金を払えば丸く収まるんじゃないかと思う人がでてきますが、そんなものは嘘だという意見もあり町は紛糾します。
強硬派に押された町長は断固としてルカの要求は飲まないと突っぱねます。
人々は議論しますが、悪魔は信用できないという意見でまとまり、人々はルカとハルに石を投げ始めます。
子供の中には約束を破る方が悪いんじゃないか、アイツはまだ何もしていないのにと思う子もいますが、みんなを止めることなどできません。
投げられた石の一つがハルに当たり、ルカは怒りますがハルはもういいとルカを止めます。
ルカは町に向き直り、ゴドーの話を始めます。
ゴドーがこの町に住んでいたのは生まれ故郷だったから、それなのに町の娘を自分の元に寄こさせて次々死なせることになったのは誰のせいなのかと。
ゴドーを追い詰めたのは誰なのかと。
さらにルカは町民にこう言い放ちます。
俺にはこの町になんの思い入れもない、あんたらが怒らせたのはそういう悪魔だ。
それを聞いた町民は呪われた、町を出て逃げるしかないと慌てふためきます。
町を後にしたルカとハルのもとに町民の一人でルカたちの面倒をみていたジンが金をもって追ってきます。
ルカはジンにゴドーのねぐらの近くの町を見下ろせる高台に娘たちの墓があることを伝え、その場を後にするのでした。
漫画「終末のラフター」はこのような結末を迎えました。
終末のラフター
最終回の感想・考察
ちゃんと契約を果たしたルカとハルに対する町長始め町の人たちの行動には憤りを感じます。
冷静に考えればルカたちが町に何も悪いことをしていないことはわかるはずなのに、偏見に凝り固まった群集心理は恐ろしいです。
でもそれに対するルカの呪いにはしびれました。
そうきたか!って感じです。
あれで町の人たちはずっと恐怖を抱き続けることになるでしょう。
報われないことも多いけどハルを守るために命がけで闘いつづけるルカの姿に感動しました。
もし漫画「終末のラフター」を全巻読みたい場合は価格の比較がしやすい楽天でのまとめ買いがおすすめです。
※上記は2020年10月時点の情報です