作品名 | 地獄楽 |
作者名 | 賀来ゆうじ |
連載アプリ | 少年ジャンプ+ |
最新話114話を読んだのでネタバレや感想をご紹介します。
漫画「地獄楽」
最新話114話のあらすじネタバレ
徐福(宗師)との在りし日、メイは島に来てすぐの出来事を思い出します。
望みは仙薬だけのはずだが、島に多くの人間を連れてきたのは何故か?とメイは問います。
徐福は「難しい事は考えなくていい」と言葉を濁し、メイの心に蟠りを残します。
蓮(リエン)からも「疑問を持ってはいけない」「気にするな」「悩む必要はない」と言われ続け、メイの抱える蟠りは大きくなっていきました。
蓮を諫めて傷つき逃げ出した後も、無力な自分を理由に目を背けてきたメイは、弱い自分や逃げ続けた自分にうんざりしたと語ります。
全てに向き合う覚悟を決めたメイの力により、船周辺の瓦礫が一掃され、島から出るための航路が開かれていきます。
佐切と画眉丸はこのままでは命を落とすメイに対し、普通に暮らしたいのではないのかと話しかけます。
メイは鬼尸解を解いて佐切の腕の中に飛び込み、画眉丸とも抱擁を交わしますが、二人へ感謝を伝えたメイが手を叩くと二人は船の上におり、メイは鬼尸解の状態のまま。全てメイの幻術なのでした。
鬼尸解が崩れ始め、メイはこれまでの謝罪を口にします。
ここまで連れてきてくれた事、ここまでの全て、そして蓮・・・力尽きるメイと出航した船、そして先行した巌鉄斎が描かれたラストでした。
漫画「地獄楽」
最新話114話の感想・考察
これまでのメイの葛藤と覚悟が描かれた第百十四話でした。
何かが間違っていると思いながらも、言い出せない・・・そんなモヤモヤを抱えていたようでした。
鬼尸解を解いた時は画眉丸の説得で生きることを選んだのかと思いましたが、覚悟は揺るがなかったようです。
画眉丸たちに出会って勇気と覚悟を持つことができた、と感謝する場面が印象的でした。
メイが航路を開くと十禾が確信を持っていた描写も良かったですね。
関わってきた人達への謝罪を口にしながらも、最後に想うのは蓮であること、蓮を止められなかったことを悔いる場面はメイの蓮に対する想いの大きさが感じられました。
ラストカットから、次回は巌鉄斎がメインとなりそうです。
蓮と対峙しているのか、それとも実は生存している殊現と対峙しているのか気になるところです。