作品名 | 忘却バッテリー |
作者名 | みかわ絵子 |
連載アプリ | 少年ジャンプ+ |
最新話64話を読んだのでネタバレや感想をご紹介します。
漫画「忘却バッテリー」
最新話64話のあらすじネタバレ
キャッチャーで試合に出場した圭はキャッチャーフライを追いかけた際に壁に激突し、意識を失ってしまいます。
その際昔の記憶がよみがえり、それの回想シーンがこの話数の主な内容です。
葉流火と一緒に野球を始めたところから回想シーンは始まります。
あまりの練習の厳しさに圭はすぐにやめようとします。
しかし葉流火はのめり込んでいき、誰から見ても分かる才能を持ち合わせていました。
そんな才能を見た周囲の大人は葉流火に対して、無責任に好き勝手なアドバイスをし始めます。
その結果、葉流火のフォームは崩れ、コントロールが定まらなくなっていることに圭が気が付き、この才能をこのまま壊させてはいけない、という正義感から、周囲の無責任な大人のアドバイスは無視して、圭のアドバイスや練習方法だけを信じて突き進むよう助言します。
そこから圭は、葉流火に正しいアドバイスをするため、野球の猛勉強を始めます。
そして部活での試合でも圭自身も智将として頭角をメキメキ現してきますが、勝つためには情けを捨てろという当時の監督の助言にも、葉流火を勝たせるため心を捨てて従い、その後は勝ち続けます。
しかしそのころから、楽しんで野球をやることはなくなり、智将・要圭を「演じる」ようになり、野球の記憶はどんどん朧げになっていきます。
そこで回想シーンは終わり、圭は目覚めます。
圭は記憶を失ってから始めて智将になった経緯を思い出し、困惑します。
漫画「忘却バッテリー」
最新話64話の感想・考察
記憶を失ったのち、おバカキャラとして過ごしていた要圭と、かつて智将と言われていた要圭の2面が描かれてきました。
記憶喪失になった理由はまだ語られていませんが、なんとなく「智将を演じ続け、野球を愛せなくなり、心が壊れたから記憶を失ったのかな」と予想しており、それが当たっているかはまだ分かりませんが、今回の話では圭の核心に触れたエピソードで面白かったです。
この漫画の主人公は葉流火かと思いきや、一番苦しみ、闇を抱えているのは圭の方だと思うので、実は隠れ主人公はやはり圭なのだろうな、と思わせる重要な回だったと思います。
ここから試合はまだ続きますが、また智将の記憶がよみがえり、スーパープレイを見せてくれるのが楽しみです。