作品名 | スケバン刑事 |
作者名 | 和田慎二 |
連載雑誌 | 花とゆめ |
ジャンル分け | [バトル・アクション] [学園もの] |
販売巻数 | 22巻 (スペシャル版:6巻) (文庫本:12巻) (完全版:12巻) |
最終回の印象 | [衝撃的] |
ストーリー
スケバン刑事
最終回のあらすじ・結末
数百年以上生きている狡猾な老人、信楽老というラスボスのアジトに潜入したヒロインの前に強敵が立ちふさがります。
中でも強敵なのがヒロインにとっては愛する、自分を憎む血をわけた母親です。
それでもヒロインは母親と真剣に向き合い、戦い、最後には和解するものの母親は死んでしまいます。
やっと分かり会えたという喜びも束の間の母親の死に悲しみながらも前に進んでいくヒロインでしたが、再び悲しみが襲います。
それは、ラスボスを前にして別ルートで潜入していた想い合う相手である探偵の神恭一郎の死です。
ラスボス信楽老と対峙したヒロインへ、信楽老は自分の仲間になることを促します。
ですが、ヒロインはそれを拒否します。
そして、始まる最終決戦ですがヒロインは苦戦します。
追い詰められたヒロインに止めを刺そうとした信楽老の体を一発の銃弾が直撃します。
生きている人間は二人しかいないはずの状況で放たれた一発の銃弾の正体は、死んでなお銃を構えていたままだった神恭一郎の死後硬直によって放たれたものでした。
それによりヒロインは信楽老を倒すことができ、爆発するアジトから愛する男の遺体を連れていけないことを悲しみながらも脱出します。
しかし、脱出ポッドて脱出したヒロインはすでに息絶えていたのでした。
後日、ヒロインが通っていた高校において卒業式が行われます。
その場に姿を見せないヒロインにクラスメート達が心配するなかで、元気なヒロインが現れ、卒業証書を受け取り神恭一郎が待っていると去っていきます。
ヒロインが立ち去るのと入れ替わるように、ラスボスとの戦いに参加していた仲間の一人が現れてヒロインの死を告げると言うシーンで終わりました。
漫画「スケバン刑事」はこのような結末を迎えました。
スケバン刑事
最終回の感想・考察
ヒロインだけでなく、大半の登場人物達がどんどん死んでしまうのがすごく悲しかったです。
それに、死んでも約束を守るために姿を表したヒロインの明るい笑顔と、その死を告げられたあとのクラスメート達の対比が印象的でした。
出来れば、みんなが生きて幸せになるようなラストが一番幸せですが、やはり作者の和田慎二さんらしい終わり方だと思ってしまいました。
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