漫画「ふしぎ遊戯 玄武開伝」の結末｜最終回ネタバレと感想・考察

巫女として神獣である玄武を召喚し、国に春を取り戻し、傷ついた人々を癒やした多喜子が、最後の願いを告げようとしたとき、現実世界で父親が自らの心臓を貫き、多喜子と心中をしました。

最後の願いを叶える前に、愛する女宿の腕の中で息を引き取ります。

現実世界では、多喜子の父親が、遺書で娘が取り込まれた本の処分を後輩に託しました。

隣国との戦争も終わり、春を取り戻した国で女宿は皇帝となり、生き残った他の仲間たちと国の再興に力を尽くしていくことを誓います。

多喜子の遺品を巫女の意志の宿った依り代として、後の巫女のために戦争で亡くなった、二人の同志に託し、多喜子と女宿が初めて出会った山の霊廟に奉納します。

そして、女宿は亡くなった多喜子や仲間たちのために精一杯生きて国を治めることを誓いました。

民は、巫女の残した最後の願いを代わりに願い続けます。

いつの日か、巫女と女宿が再びめぐり逢い二度と離れないようにと願ったのでした。