漫画「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」の結末｜最終回ネタバレと感想・考察

まず、主人公は最終回の結構前に亡くなっています。

厳密には警察官に撃たれて亡くなりました。

その理由は主人公が行ってきたことや、警察官の背景などを知ったうえで読まないと なかなか理解が難しいものにあります。

ただ、撃った理由も撃たれた理由も深いものがあるので、是非読んでから最終回を読むことをおススメいたします。

そして最終回では、主人公に関わった人物が主人公についての個展を開きます。

なぜ個展が開かれているのか。

それは開いたキャラクターの幼少期までさかのぼります。

そのキャラクターが主人公と出会い、一緒に暮らし、その中で何を感じながら今に至るのか。

その背景から「個展を開いた」理由が判明します。

ただ、最終回直前で別のキャラクターに「個展を開いた理由や心配」をされるシーンが描かれていますが、 背景を知った上で読むと、よりキャラクターの考えが分かるかと思います。

最後に、これまでの主人公を振り返りながら、最後に読者に語りかけます。

おそらく、この漫画から読者に伝えたい言葉です。

主人公が罪を犯し、被害者をはじめとする様々な人から悪魔と蔑まれますが、 罪を償おうとする姿勢や関わるキャラクターの心情から 「主人公は読者にとってどう映ったか」を考えさせられるシーンでした。