漫画「惡の華」の結末｜最終回ネタバレと感想・考察

最終回は、仲村がどういう風に周りを見ていたかという仲村視点の話です。

仲村の目に映る世界は、クラスメイトや教師など自分以外の人間は虫がたかっていて、ドロドロしたおぞましい物です。

仲村はそのドロドロした物が這い上がってくる感覚に嫌気や苛立ちを覚えています。

そして自分の体が、ドロドロした物に侵食されそうになっています。

普通の人なら嫌悪感を覚え吐き気を催してしまいそうな程に、仲村から見た世界は常軌を逸したどす黒い不気味な世界です。

仲村がドロドロした物に抵抗していると、虫にまみれていない男子が見えます。

それは佐伯の体操着を盗む瞬間の春日です。

仲村から見た春日は、他の人間とは違った変態です。

仲村はずっと前から、自分が変態だと自覚していました。

自分と同類の変態がいた事に歓喜し、春日高男というクラスメイトに気を惹かれ興味を持ちます。

仲村は土手で春日に出会い、「春日くん　何してんの？」と声をかけるのでした。