漫画「おやすみプンプン」の結末｜最終回ネタバレと感想・考察

正当防衛でありますが、愛子ちゃんのお母さんの命を奪ってしまったプンプンと愛子ちゃんは逃亡をはかります。

山の中や田舎町に逃げ込んでいくんですが、愛子ちゃんの精神はもう限界になります。警察に出頭しようともします。

プンプンが少しうたた寝をして起きたときに、愛子ちゃんは首吊り自殺をして無残な姿になっていました。とても衝撃的です。

自暴自棄になったプンプンも、愛子ちゃんのあとを追うようにこの世からのお別れ、つまりおやすみプンプンという言葉を残して自ら命を捨てようとした瞬間、南條幸がプンプンを見つけて救います。

それからとかが経ち、プンプンは時間の経過とともにあんな衝撃的なことが起き、好きだった愛子ちゃんのことをだんだんと思い出せなくなってきていました。プンプンに忘れて欲しくないと思って死んだ愛子ちゃんの事を思うととても切ないです。

それから最終話では途中で転校したハルミンが語り手となってハルミン目線でのプンプンが描かれます。壮絶すぎる半生を送ったプンプンではあるが、第三者から彼を見たらどう映るのでしょうか？

そして、その第三者が「最もまともで一般的であるハルミン」ならどう感じるのでしょうか？ハルミンからみたプンプンは『普通』でした。

あれだけ壮絶な経験を乗り越えたプンプンの半生も、他人から見れば『普通に見えた』わけです。

そのときハルミンは1人でプンプンはたくさんの人に囲まれていました。ハルミンからするとプンプンの方が自分よりも幸せに見えたようです。

そして、最後には全然関係のない現代の小学生の話になって、また時代は繰り返される、というようなもやもやとした終わり方でした。