漫画「カメレオン」の結末｜最終回ネタバレと感想・考察

美東との争いから東大理を目指していた矢沢、図らずも美東の命を救ったあと下水道での爆発に巻き込まれ、最終話は病院のベッドで幕を開けます。

眠っている間に2010年を迎え、椎名と相沢が金持ちに、ヒカルのお腹はポッコリおめでた…という夢(実際は3日間眠っていただけ)から目覚めた矢沢は、命がある事を喜ぶと同時に、3日間眠っていたことによって試験をすっぽかした事に気付きます。

落ち込む矢沢のもとへ来たのは東大副学長。

美東の命を救う行動に痛く感動した副学長は、合格定員を1名増やして迎え入れると言います。
内定を勝ち取った矢沢は一躍時の人になり、迎えた卒業式。

寝過ごして走る矢沢の手には東大の合格通知が握られていますがその道中、留年し｢ケジメをつける｣と言う日向と出会います。

寝坊してドレスアップできていない矢沢は日向から特攻服を借り(奪い)、それを羽織って卒業式へ向かいます。

卒業証書授与式の名前を呼ばれると同時に講堂の扉を開けた矢沢は、急かす教師に対して東大の合格通知を見せびらかそうと叩きつけますが、それは日向が出すはずだった退学届けでした。

ヒカルに叱られ、事の重大さに気づく矢沢ですがその光景を目の当たりにした観衆の煽りに引っ込みがつかなくなり、卒業式当日に退学という伝説を残してしまいます。

時は流れ17年後、白バイ隊員となった相沢の前を走るのは17代目OZの旗を持った暴走族がいます。
旗持ちを勤めるのは矢沢に瓜二つの男、名前は矢沢栄光。栄作の栄に女房の光…矢沢とヒカルの息子です。

相沢は栄光の父親譲りのハッタリに微笑み、タイホだテメーと追いかけます。
その表情は現役時代の表情そのもの、最後は懐かしき初代OZのメンバーの笑顔で幕を閉じます。